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からだのメンテナンス -予防医学のススメ-
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健診に行こう! 【動脈硬化(2)】

体に負担のない検査

 検査中に体に傷をつけることなく、また痛みも感じないものを「非浸襲性」の検査といい、超音波やCTを使った検査などがあります。

 動脈硬化の検査では、実際に血管を取り出して調べるわけにはいきませんので、この超音波を使った非浸襲性の検査が行われます。

 超音波による動脈硬化の検査には、頚動脈の血管壁の厚さやプラークの有無を調べる「頚動脈エコー検査」と、血管の硬さや詰まり具合を調べる「血圧脈波検査」があります。



血圧脈波検査

頚動脈エコー検査の様子 血圧脈波検査は、心臓の拍動による脈波が、どれくらいの速さで全身に伝わるかを計ることで、血管の硬さや詰まり具合を調べる検査です。脈波伝播速度(PWV)という言葉で表わし、数値が大きいほど危険性が高くなります。

 たとえば、鉄とコンニャクを比べると、硬い鉄をたたいたときは細かく速く振動するのに対して、軟らかいコンニャクでは、大きくゆっくりと振動します。同じ原理で、血管が軟らかいときにはゆっくりと、硬化が進んでいると速く脈波が伝わるのです。

 また、健康な人で仰臥した状態では、足首の血圧は腕の血圧よりも高いのですが、血管壁が厚くなり狭窄が進むと、主に足首の血圧が下がるため腕の血圧の方が高くなります。この血圧の比をABIと表わして、詰まり具合や狭窄のバロメーターとします。ABIが小さくなれば危険性が高くなります。

 これらのことを調べるために、血圧脈波検査では、心電図をとりながら、両腕、両足首に血圧帯を巻いて、これらの検査をします。



頚動脈エコー検査

頚動脈エコー検査の様子 頚動脈部分に硬化が起こると脳卒中の危険性が高まるため、頚動脈の検査は特に重要です。

 この頚動脈に超音波をあて、血管壁の状態を検査するのが、「頚動脈エコー検査」です。


頚動脈エコー検査 結果例
 左の画像は、頚動脈エコー検査で撮影された、頚動脈の写真です。血管壁の厚さや、プラークの様子が見て取れます。

 このように撮影された画像から、血管径や血管壁の厚さ、プラークの有無などを測り、総合的に動脈硬化がどの程度進行しているかを判断します。

 次回「動脈硬化(3)」で、実際の検査結果を参照しながら解説します。



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