|
最近、何かと耳にすることの多い「メタボリックシンドローム」。直訳すると「メタボリック」=代謝、「シンドローム」=症候群で、「代謝症候群」とも呼ばれます。
体の中で起きるいろいろな代謝(例:食べたものをエネルギーに変換することなど)がうまく働かず、特に動脈硬化などの引き金となる高血圧や高血糖、高脂血などの軽度な異常を"複数"併発している状態です。この代謝異常の大元が「内臓脂肪」。
人は、食事によって得たエネルギーを脂肪にして体に貯めています。長期に蓄えておくのが皮下脂肪で、すぐに使うための一時保管庫がこの内臓脂肪です。内臓脂肪の多い人は、一時保管されている分のエネルギーでさえも消費しきれていない、ということになります。
多くは、過食や運動不足が原因です。
内臓脂肪の蓄積による代謝異常は、「肥満」「高血圧」「糖尿病」「高脂血症」といった、いわゆる生活習慣病を引き起こします。
これらの生活習慣病は心血管疾患の危険因子として知られてきましたが、その一つ一つは軽度であっても因子が複数重なるような場合には、単独のときと比べて動脈硬化や心臓病になる危険率が数倍にも跳ね上がることが、最近の研究で分かってきました。その上昇率は、因子が2つで健康な人の10倍、3〜4つで30倍以上という、急激な上がり方。
「健康診断で血圧も血糖値もコレステロール値も、ギリギリの数値だった」という人は要注意といえます。
|